足柄地域の暮らしと環境を考える会

南足柄市の自然条件を活かした循環型社会を模索する事を目的として活動している会のブログです。

足柄地域の暮らしと環境を考える会会報101号:2017年3月23日発行

<団体名>足柄地域の暮らしと環境を考える会

<活動目的>南足柄市の自然条件を活かした循環型社会を模索する。

<活動内容>

①   南足柄市の山林原野の現状や歴史を調べ、その改善策を考える。

②   伐採してから5年経った「明るい森実験林」の手入れと継続観察。

③   昨年度、ドラム缶窯で竹とクヌギの炭を焼く経験を積んだ(別紙付録参照)ので、今年度は、身近な所での竹炭、木炭と竹酢液、木酢液の使途を開発する。

④   以上の活動の経験から学んだことなどを「会報」として発信する。

活動日:毎月 第4金曜日ほか。

2017年度総会報告

―3月10日(金)、9名が参加して、活動目的・計画を話し合い、次の枠内の文言を「市民活動団体」に登録することにしました。難しい目的を掲げましたが、皆で楽しく当地の山野を見て回ろう!現場・現物を知ろう!という意味です。大体の年間活動計画を、次ページの表に示しました。次回以外の活動の詳細は、近くなってからの会報でお知らせしますので、ぜひご参加下さい。

次回は4月21日(金)13:30~16:00、会場は飯沢の加藤宅(旧あさひ旅館)、

定例会:話題は「南足柄市小田原市の2市合併について」

 全市民に影響が大きい問題なのに、正当なルート(自治会?)を通じた納得のいく説明や、意見聴取がありません。どこで決まったのか分からない協議会で、合併を前提にした検討が進められています。心配した人たちが集まって「2市合併を考える会」が出来、佐々木も参加しました。4月の当会の定例会では、この問題について疑問や意見、その他情報を持ち寄って話合い、当会としての意見・要望を機会を見て挙げて行きたいと思います。ふるってご参加下さい。

県下19市の中で、唯一「水自給率100%」の南足柄市を守ろう!

 2市の事情を比べようと、まず両市の水道について調べました。南足柄市の水道水源は、狩川の上流部・矢倉沢川入の表流水を主要水源として、湧水や地下水など、山麓の市域のきれいな水を日量1.7万㎥程確保し、自給率100%! 他方、小田原市は、8万㎥を確保していますが、その60~80%を酒匂川の飯泉堰から取水し、15%~18%を地下水、数%を片浦地区の谷水に頼り、橘地区は合併以前から県水道を利用しているそうです。もちろん水道基準クリアですが、南足柄市の水道水質は、いくつかの項目で小田原を凌いでいます。ちなみに県下で自前の水を使用している秦野市座間市でも、自給率はそれぞれ70%と85%。伊勢原市厚木市相模原市などの山近い市でも、ほとんどが県水道からの給水です。県水道は、相模川の寒川堰や、小田原市と同じ酒匂川飯泉堰からの取水が主です。浄水器の要らない南足柄市の水道水は、もはや自然を取り戻せない都会人が羨むお宝!清浄な水を守り、その他の生活用資材やエネルギーも、出来るだけ自給を考えたいーこれが当会が求める「持続可能な循環型社会」です。

 次の「自治体問題研究所発行ブックレット」は2市合併によい参考書

 ぜひ、ご一読を!・・・購入、貸出し、受付けます

  • 地方版 総合戦略づくりの到達点と課題―安倍「地方創生」の検証と対抗軸(2015年10月発行)
  • 公共施設の統廃合・再編問題にどう取り組む―計画づくりから本格実施へ(2016年11月)
  • みんなで創るわがまちの暮らしと自治―「平成の大合併」後の課題と各地の動き(2017年2月)

 人口減、財政難はどこでも同じ。地域の経済成長・起業意欲と人口増を競わせ、勝ち組、負け組を作る当節の「地方創生」は、つまりは行政のリストラで、地方を過疎に追い込んでいる。人口減をプラスに受けとめ、経済成長よりも人間を大事にし、持続的な地域経済を住民の知恵と力で創ろう!という大要を共感しながら読みました。には、平成合併を経験した各市の現状が、合併を拒んだ町村と比較しながら、アンケート結果などで示されています。いずれもB53050ページで、それぞれ一部200円。貸出し用もありますので、購入、借出し希望者は、佐々木まで。

 2017年 活動計画表  実施済みは細字、計画は太字

日時

内容

担当者

備考

1月

1月21日、9時~16時

マダケの竹炭やき

露木、湯山

配布した残りを加工し、販売予定。

2月

2月15日、9時~19:30

クヌギ炭やき

露木、湯山

製品の保管は湯山宅

引取り希望者募集中。

3月

3月10日、13:30-17時

総会

加藤、佐々木

竹炭販売収益から茶菓子を出した!

4

421

13:30-16

429

⒑時~

定例会、加藤宅(旧あさひ旅館)小田原市との合併を考える)

湯山さんの松ノ木沢の竹林

(オカリナその他のコンサート)

加藤、佐々木

 

湯山

伐採5年後の「明るい森」の調査と看板立ても有志で(諏訪部、佐々木)。

5

未定

浜居場城、21世紀の森の見学

 

史談会の内田先生案内

6

未定

弘西寺竹林脇、(刈りたてのタケノコを炭火で調理してみよう)

露木、清水

知恵やレシピ、用具など持ち込み歓迎

7

未定

定例会、加藤宅(旧あさひ旅館)

加藤、

 

8

未定

県の桧山林道工事、現地説明会

諏訪部

来年、遂に両端から開通する工事現場の見学

9

 

定例会、加藤宅(旧あさひ旅館)

 

 

10

 

足柄峠のブナ実生の継続観察

佐々木

2013年蒔種後の追跡

11

 

明るい森(シラカシ伐れるか?)

 

 

12

 

冬季に「明るい森」の雑木や

 

 

1

 

シラカシクヌギ等の炭を焼く

 

 

2